づれづれなるがっちょ

よしなしごと

【再】人理修復しました


※以前別のブログで公開していた文章です。



FGO一章をクリアしました。こんなに長いゲームを終わらせられるとは到底考えては居なかったのですが、あっという間に終わってましたね。調べた所開始したのは1月3日だったのでまる二か月くらいでした。フェイト全く知らない、型月も知らない、季節イベのノリに付いていけない、そんな気持ちで始めたんですが、心配には及びませんでした。暇な時間全部FGOに突っ込んでたよ終盤!

覚えておきたいだけなので感じた事をざっくりと書いていきます。
下の章に行くにつれて支離滅裂、長くなります。


□序章
オルガマリー所長につべこべ言われながら旅をする話だと思ったのにあんな死に方をするなんて……

□一章
おもしろかったです。人間とはなにか、天才とはなにか、愛するってなんだろう。そんな話だった。マリーかわいいよね。

□二章
ネロがかわいい。王としてのあり方、堂々とあるその姿はまさにローマでした。あとこんなところであっさり負けるレフ教授とは…と、この時は思ってました。

□三章
面白かったです。味方になってくれたのは大悪党とよばれる人でしたが、マシュがドレイク達と行動を共にするごとに、正義とは何か良い事はなにかを深く考える機会となりました。イアソンも結局、彼の望み自体は悪じゃなかったもんね!また、今となっては期限がある命と知っていたマシュにとって、ドレイクの欲張りな生きざまはどのように映ったんでしょうね。

□四章
イマイチ霧がかっていて良く分からなかったけど嫌いじゃないです。モーさんがこうして味方で戦ってくれている状況がとても楽しかった。そして大本命、ソロモンに会えた。彼のことば一つ一つが悪に染まり切っていてすごく良かった。悪は彼自身にとっては正義であるべきだと個人的に思っているので、彼の正義と信じて人理を燃やしているようだと分かってカッコイイな~と。

□五章
ナイチンゲールさんの勢いに負けまくっていました。治療(物理)に何度救われたのか分かりません。どんな英霊もまあいってしまえばそうなんですけど、ここに出てくる英霊たちはとくに、自分の信念に猛進するものたちが多かったように思います。わき目もふらず自分の信じるもののために突っ走る、かっこいいなあ。とその周辺を固めるすこし気の抜けたロビンフッドやビリーたち、ネロやエリちゃんたちも頼もしかったです。

□六章
以前のブログでやたら語ったので割愛。三蔵ちゃんがかわいいです。


□七章
仕事を貰って働いて、お金をもらってごはんをたべて、これまでの旅ではあまり無かったような日々を過ごしていたところからだんだんとスケールのでかい話になり、呆然としながら敵を倒していました。
なによりマーリンとたくさん話をできて本当に良かったです。こんなに幸せなことがあってもいいのか。
ここでは人間らしからぬ者がうようよたくさんいたからこそ、人間がより輝いて見えたような気がします。限りある命をたくさん紡いで私たちは歴史を紡いでいます。そんな意識がなくたって、きっとそうなんですよね。終わりが訪れると分かっていても立ち上がって抗ったウルクの人々、死という恐怖を抱えながらそれが勇気に変わった時の強さを、たくさんの名もなき兵士と、ある勇敢な王が教えてくれました。
生きること、きっとそれ自体が美しい。恐怖すること、悩むこと、苦しむこと、涙すること、笑うこと、人間の営みその全てが無為なものはないと、千里眼を持つ彼らは知っていたんでしょうね。

□終章
最終対決。これまでに出会ったたくさんの英霊たちが駆けつけてくれてもう話を進める度に涙が止まらなくって大変でした。本当にありがとう、みんな大好きだよ…… マーリンは早く復刻をしてください。
そして一番大事なラスボス戦。人間を燃やし尽くしてしまおうなんてとんでもない悪行を為そうとしていたのは、誰よりも人間の悲しみに寄り添い、心を痛めていた人間の味方でした。その千里眼で幾多の悲しみを目の当たりにしてきたんですよね、ゲーティア。それが無意味だと彼は感じたんだと思います、そう表現していいのかは分からないですけど。
そして、散々伏線をはられてきたロマニ・アーキマンの正体がついに分かりました。
なんとなくこいつ何か隠してるだろ!!!!とは思ってましたけど、本当にソロモンだったとはなあ。実際ソロモンなんだろうとはまあ、思っていましたけど、ソロモンという仮定を証明するための論理が欠けていたので普通に驚きました。
神として生まれたソロモンの願いが「人間になりたい」だなんて誰が、誰がそんな胸が締め付けられるような願いを予想できるもんですか!?しかも人間になった瞬間に、人間としての自由は奪われ、能力を失ったせいで必死にあがくことしかできなくなったなんで悲しすぎます。10年、彼の人間としての10年は他のどんな人間よりも悲しいものだったかもしれません。
でもここまできた私ですから、もう分かってるんです。人間の描く紋様の美しさを知っているんですから。ロマニ・アーキマンの人生もまた、他の人間たちのそれと同じように美しかった。
ソロモンの最後の宝具により、ソロモンの遺体を使っていたゲーティアも崩壊。ソロモン王の存在がこの世界には存在しなくなりました。でも絶対に忘れないから、忘れないからな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!道具のように扱われていた非人間だった時代、人間として走り回った10年間、忘れない、絶対に忘れないよドクター・ロマンティック……
忘れちゃいけないのがマシュの話です。マシュ、本当によく成長した……。永遠の命を目指すゲーティアにとって、期限の決められた命の持ち主、マシュは一番の理解者になってくれるだろうと思われていたんですね。でも実際はそんなことは無かった。マシュは人間の美しさをこの旅で知ったんですからね。
宝具を跳ね返すマシュの美しさ、マシュが燃え尽きてもただ一つ残ったマシュの盾を見ていろいろと爆発しました。本当にきみは、刹那のような命をめいっぱい燃やしたんですね。ずっとマシュをパーティーに入れてたんで最終決戦でマシュの出撃不能の文字を見たときには悲しくて悲しくてしようがなかったです。でも、それがマシュのやりたいことだったんだから、私は彼女の気持ちを受け継いで、歴史を紡いで生きて行くんだ――と心に誓って走り続けたその先に、マシュの手があったんですよ……。本当にマシュは、その、良い子で、私はなにかを彼女に返すことができているんでしょうか?マシュはいつも助けられてばかりだと言うけれど、私がそう言いたいよ、本当に。そしてありがとう、フォウくん。フォウくん、貴方の正体がこんなに美しいものだったとは思いませんでした。息をのみましたよ。ありがとう、本当に……。
マシュと見た、カルデアの外に広がる青い空を忘れることはないでしょう。そういえば特異点を回る度に、私たちは空を見上げていましたね。そこにはソロ…ゲーティアの宝具が展開されていて、見るたびに苦しい気持ちになっていましたが。
これからは何度でも、マシュと、何にも遮られることのない青空を見ることができます。それは何にも代えがたい、人間の幸せです。
人理、修復して良かったなあ。


FGOを勧めてくれた皆さま、この場を借りて御礼申し上げます。
楽しかったよ、FGO…!マーリンピックアップはまだか!引かせてほしい!!